プクとプカが出会ったときにもうすでに発症してたんだけど、
どうしてそんなに寄り添えることができたの?
って聞かれたよ。
プクとプカとの出会いに関しては
いろいろなタイミングとか、偶然が重なったって思うし、
プクがそれまでうつ病を何度も経験してたことも
大きかったかなって思うよ。
今日は、プクがプカと出会う前にうつ病と診断された
3つの時期のお話と
プカの統合失調症との違いについてお話するね
大学受験のプレッシャー
プクは中学校のときとっても勉強頑張ったんだ。
それで、高校はそこそこの進学校に入ったんだけど、
そこまで勉強しなくてもいい成績が取れちゃってたんだ。
だから、大学受験は楽勝だななんて思ってた。
そしたらね。高校3年生になったら、
周りがすごい勢いで勉強しだして、
どんどんプクよりもいい成績になって、
プクも頑張って勉強するんだけど、
全然、空回りして成績あがらなくて。
恐怖感を常に感じてたし、
常にこのとき心臓がドキドキしてた。
そんな日が続いていたあるとき、電車に乗ろうとしたら、
線路に飛び込んでしまうんじゃないかっていう衝動に駆られたよ。
決して飛び込みたいって思ったわけじゃなくて
そんな風に思ってる自分に流石に異常だと思って
精神科を受診することにしたんだ。
初めての精神科どんなことをするんだろう。
点滴を打って優しそうなお医者さんが
「もう大丈夫すぐ良くなるよ」
っていってくれた。
それで安心したのか、
1月のセンター試験の前の1週間くらい何もできない時があったけど、
2月になったら回復したよ。
就職活動での万能感とその後の無気力
プクは全国では知らない人の方が多いけど、
地元じゃいいところだねっていってもらえる大学に進学したよ。
サークルにも入って普通の大学生活を送っていたよ。
就職活動のとき、とにかくプクは夢が膨らんだんだ。
英語が全くできないのに海外で活躍したいって思ってた。
自分ならできるって思い込んでたんだ。
このときすごい大企業に就職した先輩の声が
壊れたレコーダーみたいに頭をぐるぐる巡ってたんだ。
「お前は本当にできる男だな」って
最初はとにかく楽しくて順調だった。
でも第一志望の企業に落ちてから
緊張の糸が切れたのか、
何もできなくなってしまったよ。
プクはねこのときショックだったのは、
うつ病って免疫みたいなものができて
もう2度とならないって思ってたんだ。
でも同じような症状に陥ってしまった。
病院に行ったら前みたいにすぐに良くなるって思ったけど
半年ぐらい憂鬱な状態が続いたよ。
このときこんなことも思ったよ。
地元じゃそこそこの大学に行ってるのに
どうしてうまくいかないんだって。
こんなくだらないプライドがある自分に嫌気がさして
学歴とかそういう観念をなくしてしまうような環境に身を置こうって決めて、
営業だけど鳶職の会社に入ったんだ。
就職先での無気力と退職後の高揚感
鳶職の会社では職人さんと仲良くなって、充実してたときもあったよ。
でもね繁忙期と閑散期が激しくて、
繁忙期は現場作業、閑散期は飛び込み営業。
みたいな感じ。
1年目は頑張ったんだけど、
2年目の閑散期にはサボりぐせがついてしまったんだ。
そこまで酷くなることはなかったけど、
毎日が嫌で嫌でしょうがなくなって
結局仕事を辞めてしまったよ。
精神科にも通って
「うつ病です。」
って言われたけどこのときはもう
そうだろうなって思ってた。
退職後にそこそこ貯金あったけど、
すぐに全部使い切ってしまったんだ。
旅行に行ったり、服買ったり、メンズエステに通ったり、金髪にしたり、
すぐにお金はなくなったよ。
でもね、そのときはね人生で1番楽しいって思ってたんだ。
統合失調症との違い
プクがウツだったときは
ただ黙って誰かがそばにいて欲しいって感じてたけど、
プカは統合失調症の陽性症状が出るときは
プクのことをプクと思ってないような感じの時もあったし、
そばにいれないくらい元気すぎることもあったよ。
それにプクはウツのときは自分を責めてたけど、
プカが陰性症状のときは自分を責めてる様子はなかったよ。
プクのウツになった経験がプカを救うのに役立つはずだ
って思ってたこともあるけど、
あんまり役に立たなかったかな。
逆にプクはプカのおかげでウツにならなくなったって思ってるよ。↓
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