こんにちは。プク(@pukulifestyle)です。
このバナナってどんなバナナ?〜楽しく知ろう!フィリピンのバナナ生産者さんの現状〜
というZOOMでの講座に参加しました。
・毎日のほんの少しの習慣を変えて社会に貢献できることをしたい
・世界の課題が多すぎて何かしたいけど、何からしたらいいかわからない
という方にバナナについての課題を知ってもらい、毎朝食べるバナナについて考えるきっかけになってもらえれば嬉しいです。
楽しくしろう!フィリピンのバナナ生産者さんの現状
講座は前半はクイズ形式だったり、とても楽しいものでした。
・バナナは木の実じゃなくて草の実なんだ!
・バナナに種がないのは突然変異なんだって!
・生産量が最も多いのはインド!
など、身近なバナナについて知らないことも多かったです。
そして、後半にバナナについての課題の話がありました。
フィリピンの低地部のバナナの課題
日本に最も多くバナナを輸出している国はフィリピンです。
そのフィリピン産のバナナのほとんどがミンダナオ島で作られたものです。
そしてバナナの価格は1960年代からほとんど変わっていません。
りんご、みかんの値段が1964年から5、6倍になっているのに対してバナナの価格はほとんど変わっていません。
これは1963年のバナナの輸入自由化が関係しています。
そして、日本人の消費者向けにアメリカ企業が主導でバナナ農園が開発されました。
そして、価格が変わらず低いままになっているのは、現地で働く人たちが低い給料のまま働いているからです。
何十年もバナナ農園で働いても生活は豊かになることはありません。
高地栽培バナナの課題
スーパーで比較的値段の高いバナナを見たことがあるでしょうか。
そこには「高地栽培」などと書かれているかもしれません。
値段が高いから、環境にいいバナナなんじゃないか?
そう思うかもしれませんが、この高地栽培バナナにも課題があります。
人々が住むすぐ近くや子供たちが通う学校のそばにバナナ農園があり、農薬の空中散布されているからです。
これにより
・バナナ以外の農作物も安全でなくなる
・生活用水も汚染される
・喘息や目の痛みなど
などが起きています。
私たちにできること
声を上げる
これは企業が利益を得るために労働者から搾取しているというだけの話ではありません。
企業が目を向いているのは利益だけではなく消費者だからです。
つまり、私たち消費者が安いバナナを求め続ければ、この課題はずっと続きます。
「オーガニック」や「有機」のバナナを扱うスーパーも増えてきました。
環境に配慮したいという消費者の声が少しずつですが、届いています。
「有機」のバナナを置くようにスーパーの「お客様の声」として記入してもいいかもしれません。
フィリピン・ネグロス島のバランゴンバナナ
今回講師を務めてくださったのNPO法人APLAの方です。
フィリピンのネグロス島は「砂糖の島」と言われていますが、砂糖の価格が暴落したことがありました。
砂糖だけに頼らない農民たちの自立に向けた取り組みをAPLAでは行っています。
その一環として、ネグロス島に自生していたバランゴンバナナの栽培に取り組んでいます。
こちらのバナナを会員になって購入することもできます。
バランゴンバナナを食べてみた
プクが行きつけのフェアトレードショップ「風”s」で紹介されたバランゴンバナナを購入しました。
価格はこの4本で358円でした。
冷蔵庫に入れていたのでちょっと黒くなってしまいましたが、買ったときはちょうど食べ頃でした。
・講座では酸味が強いなんて言われてましたが、とっても甘くて美味しいバナナでした。
・皮が厚いとも言われてましたが、実物は普段食べているバナナと同じに感じました。
そして、保存は皮を剥いて冷凍庫に入れるのがおすすめだそうです。
冷凍したバナナを使ってスムージーにしてみました。
こちらもとっても美味しかったです。
もし名古屋近辺に住まわれている方はこちらのショップでも毎月第1水曜日から、その週末くらいまで販売してます。
よかったら行ってみてくださいね。
コメント