統合失調症は才能だ!

プカとの統合失調症の話2

プカの入院の手続きが大変だったっていう話は
ここでもお話ししたからそちらを見てね。

入院するまで、2、3週間
プクはまともに寝ることができなかったんだ。

入院してからも、
仕事に行く前にプカの病院に行って、
っていう日々が続いたよ。

睡眠不足が続いたからだと思う。
プクはこのとき
周りがスパイに囲まれているような
妄想を抱いていたんだ。

ちなみに統合失調症は
6ヶ月以上症状が続くことが
診断の基準だよ。

1日から1ヶ月は短期精神病性障害、
1ヶ月以上は統合失調様障害、
っていうんだ。

プクはこのとき、
自分がおかしな妄想を抱いていると
気付いてなかったから、
診察には行ってないよ。

一過性の症状だったから、
ひょっとしたら、短期精神病障害か
統合失調様障害だったのかも
しれないって思ってるんだ。

とにかくスパイに溢れている
って思ってたんだ。

朝、ラジオを聴きながら通勤してたけど、
プクのことを言ってるって思ってた。

この頃のことを
妄想だったのかもしれないなって
気付いたのは半年くらい後になって
からなんだ。

このとき感じていたことは
プクの中では現実だったし
統合失調症の病識がない
感覚もプクにはよくわかるよ。

そして、この頃、
世界を変えうる力が自分にはあるって
いう万能感があったんだ。

一般社会で理解されるのは
難しいと思うけど、
アートの世界でこの力は
生きてくるって思ってる。

だから、プクは統合失調症は才能だ!
そういう風に思ってるんだ。

芸術家には統合失調症だったのかも
っていう人がいっぱいいるみたいだね。

草間彌生さんも小さい頃、
統合失調症だったみたいだね。

幻聴アートの下坂卓也さん
の個展がもし近くで開催されたら、
ぜひ行ってみたいなって思ってたんだ。

それに、統合失調症の才能が生きるの
アートの世界だけじゃないって
思うんだ。

それぞれの個性が
輝いているって思うよ。

でも、
それが認められるのは
もう少し時間がかかりそうだね。

次回はそのことについてお話しするね。

今日も読んでくださり、
ありがとうございました。

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