うつや統合失調症、双極性障害など精神疾患によって、人生に絶望を感じることもあるかもしれません。
プク(@pukulifestyle)は18才でうつと診断され、再発を繰り返した経験があります。
その後、統合失調症のプカ(@puka_diet)と出会い苦楽を10年以上共にしてきました。
これまで社会を恨んでいた時期もあります。
しかし、それで状況が好転することはありませんでした。
プクは社会課題を解決するための力をつけるために「Nたま」というコミュニティに入っています。
その「Nたま」の中の「参加の回路をつむぐ〜おまかせ社会を超えて〜」という講義でプクがNたまに参加した原点を再確認しました。
精神科病棟で行われている不当な身体拘束や隔離の原因になっている「精神科特例を撤廃したい」ということです。
自分の力で社会を変えるという大きな話ではありません。
綺麗ごとを言うつもりもありません。
ただ、社会が変わっていくのを待つのではなく、社会を変える側に立ったほうが人生は豊かになると感じています。
この記事を読んで、辛い思いをされている方が少しでも希望を見いだせるきっかけになれば幸いです。
精神科特例とは
精神科特例とは、一般病棟に比べて精神科病棟は医師や看護師の数が少なくてもいいというものです。
戦後の日本の社会情勢で作られたものが今現在も残っています。
この精神科特例によって精神科では人手が不足し、不当な身体拘束や隔離が行われています。
プクとプカの体験談
プカは入院をするほど症状が悪化したことがあります。
プカは現在入院をきっかけに症状は改善したので、入院が悪いとは思いません。
しかし、あまりにひどい対応で「本当にこれでいいのだろうか?」
と理屈ではない感情が働き入院を拒否したこともあります。
詳しくはプクとプカのストーリーを見ていただけると幸いです。
Nたまの活動を通じて知ったこと
Nたまの活動の中で2人の映画監督の話を聞くことができました。
1人は「夜明け前のうた〜消された沖縄の障害者」の原義和監督。
もう1人は「オキナワへいこう」の大西暢夫監督です。
お2人とも全国の精神科病棟を取材されています。
これまでは、プクとプカの体験談の中でしかお話ができませんでした。
しかし、お2人の話を聞いて精神科病棟という世間から見えない壁があり、不当な身体拘束と隔離は日常茶飯事に行われていることを知りました。
署名活動
精神科特例撤廃の署名活動があります。
プクはこのキャンペーンに賛同しています。
おまかせ社会を超えて
プクは半年間に渡って「Nたま」の活動を続けています。
1つ1つの学びはバラバラなものであるような感じがしましたが、パズルのように組み合わさっていくのを感じていました。
そして今回の講座「参加回路をつむぐ〜おまかせ社会を超えて〜」は今まで学んだことを確認して額に収めるものであったように感じています。
これまでのNたまの活動はとても充実したものでした。
しかし、なんのために活動をするようになったのか見失っていました。
うつや統合失調症などの精神疾患があっても生きやすい世の中にするために。
講義を受けてこのブログのコンセプトにようやくたどり着きました。
研修生とのディスカッションでは楽しんで取り組めばたくさんの人に賛同してもらえるという話もありました。
実際にプクがブログをはじめてから人生が豊かになっているのを感じています。
そしてNたまの活動を経てさらにここからどうやって活動していくかが見えてきました。
プクのこれからの活動について
精神科病棟で行われている不当な身体拘束や隔離をなくすために「精神科特例を撤廃する」という活動はその言葉だけ聞くと苦しい道のりと感じるかもしれません。
しかし、精神科病棟の現状は苦しいものかもしれませんが、それを伝えるのはもっと肩の力を抜いたものであってもいいと思います。
これから、プクが実現していきたいことがらをこれからお伝えさせていただきます。
B型事業所を応援する
就労継続支援施設B型を応援しようと思っています。
ブログで紹介したり、プクとプカのグッズを作ってもらったり。
プクとプカの編みぐるみもB型事業所で作ってもらったものです。
イラストの画像だけにも関わらずとても感性豊かに作ってもらいました。
国内フェアトレード
先進国優位ではなく、労働者に正当な賃金が支払われる適正な取引をフェアトレード いいます。
フェアトレードは国外の貿易の話だけではなく国内にも通じます。
それが「国内フェアトレード」です。
魅力的な雑貨や商品を取り扱うB型事業所を応援することで通われている方の、やりがいにつなげたいです。
絵本を書く
プクは統合失調症の理解をしてもうために絵本を公開しています。
予想以上に反響があってびっくりしました。
プクの下手くそな絵が好きと言ってくれる人もいます。
だから、次回作も作ろうって思ってます。
でも、なかなか進みません。
やっぱりプクは文章を書いたり、何かアイデアを企画したりすることに時間を使いたいなって思ってます。
だから、プクとプカの絵本は誰かに書いてくれると嬉しいなって思ってます。
とは言っても、それも難しいと思うので、今考えていることは誰かに背景を書いてもらうことです。
徐々に形にしていきたいです。
子ども食堂を応援する
今、Nたまで「子ども食堂を応援する」という企画をやっています。
子ども食堂は増え続けていて、地域の交流の場所として発展していきそうです。
そのためのお手伝いができればと思っています。
そして子ども食堂がみんなの子ども食堂と認知されれば誰でも気軽に通えます。
学校だけじゃない居場所ができることで多様な価値観が認められるはずです。
そうすれば、うつや統合失調症などの精神疾患への理解も進みプクの目指す社会に近づきます。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
プクはうつになったときは世界は灰色で頭の中には蜘蛛の巣が張り巡らされていたと感じていました。
そこから徐々に安定を取り戻してきた時に出会ったのがプカです。
プカとの生活も苦難の連続でした。
それでも今は社会活動に取り組むことで充実した生活を送れています。
もちろん社会の大きな流れがあって、プクがいてもいなくても世の中はいい方向に進んでいくことは間違いないです。
でも、どうせ世の中が良くなるのなら、ただその日を待つよりも変える側にいた方が人生豊かに送れるとプクは考えています。
どんなに小さいことでもいいです。
フードロスを減らすために、スーパーで商品を手前から取るということだけでもいいです。
できることから一緒にやっていきましょう!
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