統合失調症に接して成長させてもらったこと

プカとの統合失調症の話2

プクは入社することができたんだけど、
フリーターの期間が長かったし、
なんのキャリアもないから大変だったんだ。

いろんなことに挑戦させてもらったけど、
飛び抜けて適したものが見つからなかったんだ。

心に余裕もなくなり大きなミスもしてしまったんだ。
社内での居場所も見つけられない日々が続いたよ。

そんなある時
とある資格を受けることになったんだ。

プクはその資格のことが
頭がいっぱいになって、
休みも厭わず没頭したんだ。

そして、なんとか社内で居場所を
作るのに必死だったんだ。

プクはこの頃
仕事に没頭して家事をほとんど
やらなかったんだ。

プカが家事をやってなかったら、
激怒してたんだ。

そして、ある日
音楽を聴きながらプカが眠っていたんだ。

「ごめん。ご飯作ってない」
って言ったのを最後に
会話がまともにできないぐらい
プカは混乱していったんだ。

そして、音楽をずっと聴き続けて
ずっと大声で歌っていたんだ。

なんの前触れもなく
統合失調症の急性期に突入してしまったんだ。

幸いにもお隣さんが引っ越していたから、
ご近所迷惑にはならなかったよ。

家中のものをぐしゃぐしゃにして
食器類はほとんど割れてしまったよ。

この目の離せない状況にまた、
プクは会社を辞めざるをえなかったんだ。

会社からは、落ち着いたら、
社員ではなくなってしまうけど、
時短で働かせてもらうように
取り計らってもらったんだ。

プクが頑張ってるときに
なんで支えてくれないんだ
そう思ってた。

でも、今回もプクの接し方が
間違っていたって今は思うよ。

余裕がないばかりに
うっぷんをプカに向けてしまっていたんだ。

もちろん頑張るのはいいことだったと
思うけど、
自分のキャパシティを超えて
頑張りすぎるのは歪みが生まれてしまうよ。

自分の器を知って
心に余裕を持つこと
そうしたら、
余裕を持って接することが
できるよね。

プカに出会わなければ、
余裕がなくなっては
人に当たり散らす人間のまま
だったと思う。

プクはプカに成長させてもらっているよ。

なんども 辛い思いをさせてしまってごめんね。

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