絵本のストーリーが決まったよ。

絵本

こんにちは。プクです。

絵本教室に通いはじめて時間がかかったけど、ストーリーができたよ!

時代によって統合失調症の扱われ方が違うっていうことをファンタジーを交えて表現したよ。

最初作ったストーリーはあまりにも悲しすぎるって先生に言われたからハッピーエンドにしたよ。

でも途中までは悲しいお話なんだ。

先生にはモノクロの世界観がいいかもしれないって教えてもらったから挑戦してみようと思うよ。

応援してくれるとうれしいな。

ここから下がストーリーだよ。

プクはプカの歌が好き。毎日毎日プカの歌を聴いていました。

すると、1人また1人とプカの歌を聴く人が増えていきました。

気がつくとプカの歌を聴くためにたくさんの人が集まっていました。プクとプカはたくさんの人に歌と聞いてもらえることがうれしかったです。

そして集まった人たちは毎日プカの歌を聴けるように近くに家を建てました。

どんどん、人が集まり街ができ、鉄道が走りビルが立ち並びました。プクとプカはこの街が大好きでした。

いつものようにプカは歌を歌っていると「ごめんんねプカちゃん、仕事に行かなくちゃ」そう言っておじさんが走り去りました。「また来てね」プカは手を降りました。でもそのおじさんが来ることはありませんでした。

そして次の日からは1人また1人とプカの歌を聴く人が減りました。ついにプカの歌を聴いているのはプク1人になりました。

みんな忙しいのかな?プカは少し寂しそうにしていましたがそれでも大好きなみんなを応援するつもりで歌い続けました。

また、いつものようにプカが歌を歌っていると、「静かにして!」と女の人が言いました。プカはびっくりしましたが、どうやら赤ちゃんが寝れなくて泣いているということでした。

その日からプカは赤ちゃんが眠れるように子守唄を歌うことにしました。

すると街の人たちは「うるさくて寝れないじゃないか」と一斉に怒りだしました。

街の人たちはプカを縄でしばって連れ出していきました。

そして、街の外に建っている塔の中にプカを閉じ込めてしまったのです。

プカは塔のテッペンに登って街に向かって歌を歌い続けました。街の人たちへの平和を願って歌い続けました。でもその歌は街の人たちには届きませんでした。プクは塔の外からプカを見守り続けました。

プカがいなくなっても忙しい毎日にみんなイライラしだしました。そしてその街中で喧嘩が溢れるようになりました。

ついにその喧嘩は戦争になりました。その戦争は何年も続きビルは崩れ鉄道は壊され家も無くなりました。

食べ物もなくなり人々は途方に暮れていました。そこに一人の女の子がみんなの前に現れました。なんとその女の子歌を歌ったのです。街のみんなはびっくりしました。それはプカが歌っていた歌だったからです。

その女の子はお母さんのお腹の中でプカの歌を聞き、プカの応援の歌が大好きでした。

そしてみんなが忙しくなってイライラしているのが怖くて泣いている時に聞いたプカの子守唄が大好きだったのです。

女の子はそのことをみんなに話すと「そうだったのか。」街の人はプカのことを思い出し、いてもたってもいられなくなり塔まで行くことにしました。

塔の前まで来た街の人はびっくりしました。なんとプカはずっと街の人たちの平和の歌を歌い続けていたのです。

みんなはプカに駆け寄り「今までひどいことをしてごめんなさい」と言いました。プカは突然のできごとにびっくりしていました。

プクが「また、みんなと一緒の街に住んでいいかな。」とたずねました。街の人たちは「もちろん」と言い、プクとプカはにっこり笑いました。

街に着くとプクとプカは街に何もなくなっていることにあぜんとしていましたが、少女が駆け寄ってきて「一緒に歌おう」と言いました。

街の人たちはまた歌を聴きながら街を作り直しました。鉄道の代わりに畑を、ビルの代わりに木を植えました。

そして音楽と緑と笑顔が絶えない街に生まれ変わりました。

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