中学生2(反抗期)

プク学長 プクのうつの話

プクは中学校1年生のとき、そこそこ頭はよかったんだ。

学年全体で220人くらいだったと思うけど、
テストの成績は20位〜30位くらいだったよ。

それでも内申点は30だったんだ。
平均よりちょっといいくらい。

授業態度が特別悪かったつもりはないけど、
特別に良く見せようとしたことはなかったよ。

中学校2年生になってもそれは変わらないよ。
ただ、反抗期をプクは迎えていたんだ。

家の中で壁を蹴ったり、物を壊したり、
暴言を吐いたりするようになったんだ。

そんなとき5歳年上のお姉ちゃんにこう言われたんだ。
「親と教師は教育されるもんじゃない。教育するものだ。」って。

プクはこの言葉に衝撃を受けて、
どんな風に振舞ったら、いい印象を与えられか
っていうことを考えるようになったんだ。

中学校3年生になって
プクの成績は40-50位くらいだったよ。

それでも通知表の内申点は36だったんだ。
プクの志望の高校に行ける評価だったんだ。

合唱も頑張ったし、授業もきちんと受けたし、
卒業式の日には号泣したよ。

それでも心のどこかで、
いい子を演じることの虚しさを感じていたんだ。

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