中学生3(友達)

プクのうつの話

プクがサッカー部を辞めて、
家に帰ってひたすら音楽を聴いてた頃、

テストでいい成績だったのに、
評価してもらえなかった頃、

プクは気づいたら友達がいなくなっていたよ。

誰とも話さないでいられることができるかなって
試したことがあったんだ。
そうしたら、本当に誰とも喋らなかったんだ。

家の近所の仲良しだったはずのみんなとも
仲が悪くなっていたんだ。

このままじゃまずいって思って、
プクはできるだけ、1つ1つの挨拶を丁寧にしたんだ。
「おはよう」とか「ありがとう」とか。

そしたら、中学2年生の途中から
仲良くなった友達ができたんだ。

塾も一緒だったから、
塾が終わってから夜遅くまで2人で
自動販売機を灯りにして話してたよ。

一緒に買い物も行ったんだ。
ファッションもいろいろ教えてくれたよ。

プクは中学生の時、サッカーで挫折したり、
勉強を頑張っても認められなかったりで、

心が歪んでるときもあったけど、

その友達のおかげで、
なんとかやっていけたのかなって今は思ってるよ。


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