こんにちはプク(@pukulifestyle)です。
Nたま18期生として地域国際活動研究センターが主催する国際協力についての講義に参加しました。
んーなんか難しそうな話だなー
国際協力っていうと海外に行って井戸水を掘るとかかな?
うん。もちろんそういうことも国際協力だよね。
でも今日、お話しするのは日本でできる国際協力なんだ。
コロナ禍で帰ることができなくなったベトナムの人を支援した住職のお話だよ。
そうなんだね。
きっと大変な困難があるんだろうね。
うん。
コロナがきっかけでわかった課題もあるんだ。
それに理想のコミュニティのあり方についても学ばせてもらったよ。
このブログの「統合失調症でも生きやすい世の中に」
っていうコンセプトに通じそうなお話しだね。
うん。
最後まで見てくれると嬉しいな。
今までの支援とコロナ禍の支援
徳林寺での支援
相生山徳林寺の住職の高岡秀暢さんを講師に迎えての講演でした。
徳林寺では、コロナ禍で仕事がなくなり、住むところがなくなったベトナム人の支援をされています。
多いときには50-60人も受け入れました。
2021年11月時点での受け入れは2人という状況です。
当初は徳林寺としての支援は部屋を提供するだけで食事の責任は負えないという話でした。
しかし、TVに紹介されたのをきっかけにたくさんの食料の寄贈がありました。
そしてボランティアの方々もたくさんいらっしゃいました。
そこにコミュニティが生まれたということです。
コロナ禍で浮き彫りになったベトナム人研修制度
なぜベトナム人が住む場所をなくなったのか。
コロナ禍で仕事がなくなったから。
ということがありますが、浮き彫りになったのはベトナム人研修制度です。
研修制度とはいうものの、現実は労働者です。
仲介会社に借金をして日本に来る人も少なくありません。
17-18万の給料で手元に残るのは10万円ほどです。
さらにコロナで仕事がなくなると部屋代も払えないという状況でした。
「どうしてこのような制度が続いているのか」
ご住職も心を痛めてらっしゃるご様子でした。
すぐに解決できる問題ではないかもしれません。
しかし、多くの人にこのような問題があるということを知ってもらう必要があるとプクは考えています。
徳林寺でのベトナム人の支援から学ぶコミュニティのあり方について
支援ではなく「歓待」
徳林寺という「場所」があり、支援する「人」がいてベトナム人がいる。
ご住職は蓋を開けてみると楽しい空間だったとおっしゃっています。
そこには「支援する人」、「支援される人」という区別はなく人間関係においては「支援」という言葉は消えます。
支援ではなく「歓待」という言葉がふさわしいとのお話でした。
恩返しのファビンガーデン
徳林寺の仏教とベトナムの仏教は似ているという話がありました。
そして、日本人と同じようにベトナム人は勤勉でまじめだそうです。
コミュニティを用意してくれたお礼に住職の夢を叶えてくれました。
菩提樹を植えた温室をベトナム人が恩返しに作ってくれたのです。
そしてそこはベトナム語で平和を意味する「ファビンガーデン」と名付けられました。
動画もあるので見ていただけると嬉しいです。
おわりに
コロナ禍という状況で時代が急速に動き出しているのを感じます。
ベトナム人研修制度のような時代遅れの制度が明るみになりました。
これから何ができるか皆さんと考えていきたいです。
また、「歓待」ということが理想のコミュニティのあり方だと感じました。
支援する人とされる人がともに楽しみあって運営されることが理想です。
統合失調症が生きやすい世の中になるために。
プクも学び続けていきます。
今日も読んでくださりありがとうございました。
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