もちろん、ずっと夜中にプカに会いに行く
生活はずっとは続かなかったよ。
プクはあまりに寝不足で仕事ができなくて
中華料理屋さんの仕事中に
泣いてしまったこともあったよ。
プカに会いに行く回数が減った代わりに
プクとプカはウィルコムの携帯電話を持って、
通話無料で夜は毎日話したよ。
プカの調子はよくなったり悪くなったりの繰り返しだったよ。
調子が良くなっては喜んで、
悪くなっては落胆しての連続だった。
プカはいるはずもない東京時代の知り合いや
親戚が近くにいるってことだけじゃなくて、
プクまで、そういう人たちと繋がってる
っていうことを言い出すことがあったんだ。
プクの知らないことに関しては
そういうこともあるかもしれないって
話を聞けたんだけど、
プクに関しては絶対に違うって
わかってるから、プクは何度も何度も
違うってことを説明したよ。
そういう苦労があったから、
調子がいいときに2人で楽しく過ごせた時間が
プクにとっては貴重に感じたんだ。
春に出会って、夏に付き合って、
もう冬になっていたよ。
ペアリングを買いに行ったり、
イルミネーションを見に行ったり、
クリスマスには山崎まさよしのライブに行ったんだ。
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