【第1回】発達障がいの子どものための支援者養成講座

Nたま18期生

こんにちは。プク(@pukulifestyle)です。

全4回に渡って、名古屋YWCA主催の発達障がいの子どものための支援者養成講座を受けることになりました。

本日は第1回についての記事です。

プクがこの講座を受けようと決めた理由は2つです。

1つは、「子どもの貧困」と「子どもの発達障がい」に関連があるかもしれないと思ったからです。

プクはNたま18期生としてNGOの研修生として活動していて、「子どもの貧困」に取り組むことが課題になっています。

2つ目は、発達障がいの支援と統合失調症の支援に共通するものがあるかもしれないと感じたからです。

プクは統合失調症のプカに寄り添って10年以上。

子どもの発達障がいの支援から学べることがあるのではと思っております。

そこで本日は、

・講義で学んだ「子どもの発達障がい」について

・子どもの貧困との関連について

・統合失調症の支援との関連について

お話しします。

プクは子どもの発達障がいについて学ぶのは初めてです。

みなさまのご意見と交換しながら、必要とされる支援ができるようになりたいです。

スポンサーリンク

子どもの発達障がい

心構え

個性に目を向ける


プクはこの講座では発達障がいにどんな症状があるか詳しく知れると思っていました。

しかし、そういった症状は全て「困った行動」とだけ表現しそれ以上の分析や分類分けはしないという抗議の方針です。

それは、大切なことは輝く個性に目を向けることだからです。

背景を理解する

「困った行動」をなぜしてしまうのか。

おそらくその場で原因を探してしまいますが、背景を理解することが大切です。

つまり、目に見える行動の背景には生まれてからどんなことがあったかを理解することです。

そうすることによって、現在だけでなく将来を見据えて考えることができるからです。

捉え方によって対応が変わる

「かんだり」、「たたく」のは大人にとって「困った行動」かもしれません。

多くの場合では、子供が叩くのをやめさせようとと考えることが多いかもしれません。

でも子供の立場に立って、不安な状況があるならその不安を取り除いてあげようと考えることもできます。

つまり、同じ行動をみても捉え方が変わると対応の仕方も変わります。

子どもの行動を子ども目線で想像することが大切です。

鏡もちの原理

プクは発達障がいは生まれ持ったものだと思っていました。

しかし、「からだ」というしっかりした土台があって初めて「こころ」が育ち、そして「」が育つということです。

この「からだ」→「こころ」→「頭」が下の土台がしっかりして上が育つということから「鏡もちの原理」と言われています。

・自閉症の原因は睡眠という学説

・腸内細菌が自閉症を改善するという研究

など、「からだ」にアプローチすることで改善する話もありました。

そして、遊ぶことは大切です。

手足を使って行動すれば、お腹が空いて、眠くなるからです。

アセスメント

アセスメントとは理解するために的確な情報を得ることです。

「体をみる」→「心をみる」→「精神をみる」というステップがあります。

体をみる

あるがままを捉えることです。

お医者さんの対応はまさにこれです。

客観的な観察とも言えます。

よく見ることで特徴を捉えられます。

心をみる

子どもの内側に存在する力を想像することです。

発達障がいの支援者は感情豊かに接することが必要です。

ただし、客観的な見方ができなくなる可能性があることを意識する必要があります。

主観的観察(体をみる)、客観的観察(心をみる)両方必要です。

精神をみる

子どもの困難さの中にメッセージがあると考えることです。

際立った子どもの行動にはメッセージがあります。

乱暴や学校に行かないなどの行動には子どもが伝えたいメッセージを感じ取ることが必要です。

自分を知る

子どもに関わる大人はまず自分が何者か理解する必要があります。

子どもと接して自分の幼少期が引きずり出されることがあるからです。

感情豊かに接することは大切ですが、感情的になることとは違います。

子どもに関わる大人が自分自身がどのような見方するのか理解しておく必要があります。

子どもの貧困

プクは過去にうつになったことがありますが、精神疾患と貧困の因果関係については疑問があります。

18才のときにうつになりましたが、プクはどちらかと言えば恵まれている方だからです。

大学の費用も全て両親に負担してもらい、アルバイトをしなくてもいいくらいの小遣いももらっていました。

逆にこの環境こそがプクを弱くしてしまったとも思っています。

それに小学生の時にまだ「学級崩壊」という言葉もなかった時代ですが、それに近いことを体験しました。

そのクラスには1人いるだけども大変な問題児が2人いたからです。

この2人が授業ができないくらい暴れまわってクラスをめちゃくちゃにしていました。

1人は両親がいない人が入る施設の子。

そしてもう1人はとてもお金持ちの子。

お金持ちだから、貧困だから、「発達障がい」という風に考えるべきではないと思います。

しかし「鏡もちの原理」にあるように、よく食べ、よく寝て、よく遊ぶことが改善につながるということを学びました。

お金持ちの環境、貧困の環境、いろんな環境が複雑に絡み合っているかもしれません。

どのような環境が背景にあるのかということに目を向けたいです。

統合失調症

プカは今、長い陰性症状を経て回復期に入っています。

クローズで就労もしています。

しかし、どっと疲れて休みの日は寝込むことが多いです。

仕事を休みがちの時もあります。

プクは講座で学んだ「捉え方で対応が変わる」という話と「自分を知る」という点において学びがありました。

捉え方で対応が変わる

プクは今のプカの状態を「無理をしている」と捉えていました。

そうすると、プカの行動を抑えようとしてしまいます。

そうではなくて「挑戦している」と捉えることができればと思います。

そうすれば自然と応援したくなるからです。

自分を知ること

先ほどプカが無理をさせないようにしてしまうという話をしました。

プクはプカの統合失調症に寄り添って10年以上。

出会ったときから症状があり、それが普通でした。

元気になって、社会で活躍するプカと接することの方が少なかったです。

心理学を少し学んだことがあるのですが、例えどんなに頭でよりよい生活を送りたいと思っていてもそのように行動はできないそうです。

潜在意識がこれまでの生活が続くように行動させるということでした。

プカが元気になって活動することを無意識のうちに邪魔をしてしまっているかもしれません。

そういう自分がいるということを知ることが大切だと学びました。

まとめ

ここまで、

・講座で学んだ発達障がいの子供について

・子供の貧困との関連について

・統合失調症の支援者との関連について

お話しをしました。

プクは子供が苦手です。

それは、ひょっとしたら幼少期の思いが蘇ってしまうからかと講座で気づきました。

そして貧困との関連について、プクは確かに恵まれていましたが、周りと比べると我慢してきた面も多かったように感じます。

そして、歪んだ人格があることに気づかないまま、統合失調症のプカに接していたかもしれません。

今回の講座を受けれることになったのは巡り合わせによるところが大きいです。

全4回を通じて、自分が何者であって、どのようなことができるのか、突き詰めていきたいです。


コメント