リカバリー(回復)

リカバリー(回復)とは

プカが通院している病院で
IMRっていう全部で9個あるテーマをあつかう
プログラムに行ってきたよ。

第一回のテーマは「リカバリー(回復)」についてだったよ。

プカのテキストを引用して
プクの実体験や
おすすめの書籍を伝えさせてもらうね。

当事者にとっても支援者(家族)にとっても
症状とうまく付き合うために役立つと嬉しいな。

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支援者について

リカバリーは支援者の介入なしでも実現する

プクは長い間、プカを救うことがプクの使命だって思ってたよ。

プクとプカの絆の深さは
こうやって考えてたときに献身的にプカを支えたからだと思う。

でもね、献身的になったからと言って
症状が良くなるかといえばそれはきっと別問題だよ。

プクが今読んでいる「嫌われる勇気」の中でも、
自分の課題と他者の課題を切り分ける必要があるって言ってるよ。

ちょっとびっくりする考えだけど、
症状が良くなるも悪くなるも本人次第で
支援者ができることはないってことだよ。

リカバリーに必要なのは、味方となり信じてくれる人の存在である

いくら、本人次第って言っても
家族が無関心でいていいってことではないってことだね。

プクは長い付き合いの中で、
症状に無関心になってた時期があるよ。

そんなプクの態度が症状の悪化の原因になったこともあるし、
ご近所に迷惑をかけたこともあるんだ。

「嫌われる勇気」の中でも
差し伸べれば手が届く範囲で
適度な距離を保つことが必要って言ってるよ。

変えようって思って接すると、反発したりするけど、
見守ってくれているって気づくと自然と相談したくなるってことだね。

症状について

症状が再発したとしても、リカバリーは実現できる

これまで何度も再発するたんびに
絶望していたよ。

でもね再発を必要以上に恐れることはないって今は思ってる。

再発を克服する度に成長してるって思えるんだ。

これはプクがブログを書き始めてから出会った
Lineグループの創設者のhoshuさんのおかげでそう思えるんだ。↓

統合失調症は再発すると状態は悪くなる?
セルフスティグマhoshu統合失調症は再発すると状態が悪くなるというのは、本当ですか?と、診察日に主治医に聞くと、しばら...

リカバリーは症状を変化させる

プカと出会った当初は症状が悪くなるのは
毎月のことのように頻繁だった。

それから、大きく入院を考えるほど悪化したことが
3〜4回あったよ。

穏やかな日々と急にどかんと症状が出ることが
交互にやってきた感じ。

言われてみれば、再発の度に
回復するスピードはどんどん早くなってるよ。

過程について

リカバリーへの道のりは真っ直ぐではない

入院を考えるほどのはっきりとした症状からの
回復は早くなったけど、
無力感が続く日々はどんどん長引いていったよ。

プクとプカは出会って10年。

症状が頻発する時期から、
穏やかな日々と再発を繰り返す時期があり、
入院を経て、退院してからは
無気力な時期が1年半続き、
ようやく今安定して回復してると感じてるよ。

一喜一憂せずに一進一退を繰り返し、
ほとんど変化がなくても辛抱強く。

決して平坦な道ではなかったし、
これからもプクとプカでのんびり自分らしく
道を開いていくよ。

社会的なリカバリーは、時に病気からのリカバリーよりも難しい

プカは統合失調症をオープンにしないクローズ就労にこだわってるよ。

これまで、プカは調子が悪くなったときに
休んだりしてたから、職場で居心地が悪くなって
症状が悪化することがあったんだ。

プクはもっと理解のある世の中だといいなって思ってる。

それにね、社会的リカバリーが大変なのは
支援者(家族)にとっても同じだよ。

プクはこれまでプカの看病で
仕事を休んだりしたことがあるけど、

それが原因で職場のポジションがなくなってしまったんだ。

家族の立場からも
理解のある世の中になって欲しいって思う。

だからプクは「義務教育で精神疾患を」
というキャンペーンに賛同してるんだ。

おわりに

リカバリーって病気の前の状態に戻ることって
思ってたけど、
そうじゃなくて症状を乗り越えて成長していくってことなんだって
今は思ってる。

それは当事者だけじゃなく
支援者(家族)にとっても同じだよ。

プカが今、回復期にいるのは
プカが挑戦し続けたからだし、

プクも色々迷いながら、

プクがいなくても大丈夫って
自立に向けて背中を押してあげれるように
なったことも回復につながってると思うよ!

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