プクが高校2年生の冬くらいにテニス部は引退したよ。
何かをつかみかけてた頃だったから、
ちょっともったいなかったなって思ってるよ。
部活は引退して、受験勉強モードへ
確かこの頃だった思うけど、課外授業があったんだ。
教頭先生が古典をたくさん人が入る教室で教えてたんだ。
これがとっても面白くて、
受験勉強をするモチベーションがグッと上がったんだ。
しかもプクの好きなバンドの
レディオヘッドやU2の話も教頭先生がしてたんだ。
プクはあんまり先生に話しかけるタイプじゃなかったけど、
プクは嬉しくてつい話しかけに行ったんだ。
プクはこの授業を楽しみにしてたんだけど、
だけど、あるとき不意にこの先生が亡くなってしまったんだ。
ご病気だったと思う。
とっても残念に思ったよ。
そう、確かにそんなことがあったんだ。
でもこの話は今日思い出したんだ。
何年も忘れてたのに。
この人のもとで教えを乞いたいって思えることは
滅多にない経験だったと思う。
そんな貴重な機会を失ってしまったんだ。
そんな中、春になって、高校3年生になって
はじめて模擬試験を受けたんだ。
結果はね、びっくりするくらい悪かったんだ。
校内のテストはクラスで良い方だったけど、
一夜漬けの勉強だったから、何も頭に残ってなかったんだ。
ちょっと頑張れば良い大学に行けるって思ってたけど、
これから、とんでもない苦労が待ってる
そんな気がしたんだ。
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