プクには幼なじみがいたんだ。
プクとその子の家は学校から一直線の道沿いにあって
もうダッシュで走って10秒くらいのところに家があったんだ。
学校が終わるとランドセルを放り投げて、
お互いの家によく遊びに行ったよ。
プクは泣き虫だったし、気弱だったから、
いじめられてもおかしくなかったと思うんだけど、
その子はガキ大将だったから、
プクはそばにいてとっても心強かったんだ。
お互いに2人でしか呼ばない呼び方で呼び合ってたんだ。
それがいつの日からか恥ずかしくなっちゃって
疎遠になっちゃたんだけど、
ちょっと後悔してるんだ。
今も何をしてるかお互いにわからないよ。
今思い返すと
友達でいてくれたことに、とっても感謝してるよ。
プクを守ってくれてたお兄ちゃんみたいな存在だったよ。
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