こんにちは。プク(@pukulifestyle)です。
・いつか田舎で暮らすことに憧れている。
・今までの経験を田舎で生かしたい
と、1度は考えたことはないでしょうか。
しかし、漠然と思っているだけで、なかなか行動を起こせない人が多いと思います。
そこで、NGOの研修生であるNたま18期生として高山の大八地区に携わる方5名にZOOMでお話を聞くことができました。
今回の記事ではSDGsと関連づけて、大八地区の課題を考察していきます。
SDGsの具体的な目標と課題を照らし合わせることで、将来田舎暮らしをした時に役立てるきっかけになれば嬉しいです。
研修の内容
今回お話しを聞けたのは
・認定NPO法人 まちづくりスポット の方
・大八まちづくり協議会 の方
・大八地区で 養豚 を経営されている方
・大八地区で ほうれん草農家や消防団などをされてきた方
・大八地区の 圓徳寺 で住職をされている方
です。
大八まちづくり協議会とは
大八地区とは高山市にあり、観光で有名な中心地からは少し離れた場所にあります。
平成の大合併によって高山市は日本で一番大きい市になりました。
そんな広い地域を全て高山市が見るのは大変ということで、高山市内に20の「まちづくり協議会」ができました。
大八まちづくり協議会はそのうちの1つです。
SDGsから見る大八地区の課題
HPを見てもらえばわかりますが、大八まちづくり協議会では既にいろいろな課題に精力的に取り組んでいらっしゃいます。
研修生の声としては学ばせていただくことはたくさんあるけど、ご提案できることはないのでは?
という声が大半でした。
しかしながら、外から見て気づいたことを取り入れていきたいということです。
2ヶ月後にプクたち研修生は現地に行って、課題解決のための提案をすることになります。
そのヒントは話し合いの中でもたくさん出てきた『SDGs』にあるのではないかとプクは考えています。
SDGsの具体的な目標と大八地区の課題を照らし合わせていきます。
数ある課題の中から、プクが大切だと思ったことを厳選して3つのみお伝えします。
目標8:「働きがいも経済成長も」〜若い人に働く場所を〜
SDGsの目標8に「働きがいも経済成長も」があります。
大八地区の課題に関して言えば、特に若い人たちに働く場所がないということがあります。
このことに関してはお話を聞けた方からそれぞれの視点でお話がありましたので紹介させていただきます。
NPO法人「まちづくりスポット」の方のお話
NPO法人まちづくりスポットの理事の竹内さんが以前、インドの農村地帯に海外協力へ行った時のことです。
村長さんに「子どもが町の学校に行って、帰ってきても学んだことを生かせる仕事がない」という相談を受けました。
全く同じ課題を日本でも抱えているので、竹内さんは答えられませんでした。
それをきっかけにこの「働く場所がない」という課題を見過ごせなくなったということです。
養豚を経営されている方のお話
農協に勤めていたところから起業したということです。
岐阜県内の「高山」と「白川郷」と「中津川」農場があり、それぞれブランド豚があります。
「おいしい笑顔」、「安心・安全」、「地域に愛される」を大切にしています。
高山生まれの高山育ちで知り合いに助けられてなんとか開業できたというお話でした。
若い方が豚を抱えている動画が印象的でしたので紹介させていただきます。
ほうれん草農家の方のお話
飛騨・高山地方はほうれん草の産地として有名です。
ほうれん草だけでなく高山で取れる野菜は昼と夜の寒暖差があるからおいしいとのことです。
他の農家の方達や、消防団員などの活動を通してたくさんの人と関わったことをきっかけに、食料自給率やSDGsにも関心があります。
ほうれん草を育てる土地はあるのに跡継ぎがいないことが問題ということでした。
圓徳寺で住職をされている方
1492年に建てられた歴史のあるお寺です。
跡取りがいなくて雇用の場がなく過疎化していくことを仏教で解消できるものではなくもどかしい思いでいます。
一昔前は葬儀の時に総出で集まることがあったが、セレモニーホールができてから、それもなく希薄化が進んでるということです。
寺を開かれた場所にしたいという想いがあり、特に幼少期にお寺での思い出を作りたいというお話でした。
目標11:住み続けられる街づくりを〜防災に強い町〜
SDGsの目標11に「住み続けられる街づくりを」というものがあります。
この目標に関しては複数の事柄が合わさっているように感じます。
先ほどお話しした「若い人への働く場所」もそうですし、「少子高齢化」、「健康と福祉」、「男女格差」などの解決を含めて「住み続けられる街づくり」であると思います。
もちろんそれらのことが重要だとは思いますが、大八まちづくり協議会のHPを見ると「防災」に力を入れていることがわかります。
この件に関してはHPからの情報をもとに推測していることが多いです。
2ヶ月後の現地で確認するつもりです。
防災への課題
大八まちづくり協議会の広報誌を見るとアンケート調査をもとに災害に生かそうとしていることがわかります。
車を持っていない人や単身の高齢者の避難場所までの移動が課題にあると推測されます。
また、大八地区にある16ある町内会のページからも課題が見えてきます。
世帯数が極端に少ない地域があったり、町内会への加入率が低い地域があります。
誰も取り残すことなく、行き渡った支援ができているかという課題があることも推測されます。
この災害に力を入れていることはR2年の大豪雨が関係しているように思います。
大八地区でのことではないですが、国道41号線が崩落し復旧した時の動画が感動的でしたので、紹介させていただきます。
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
SDGsの目標は全部で17個ありますが、最後の目標がこの「パートナーシップで目標を達成しよう」です。
国や地方自治体、企業、NGO・NPO、家族、個人が協力して目標を達成できるということです。
「まちづくり協議会」は少し特殊で財源が高山市からの「支援金」と住民からの会費である「自主財源」があります。
高山市の目の届かないところを「まちづくり協議会」に託されています。
そして、まちづくり協議会でも手の届かないところはやはり、家族、個人の繋がりが大切になってきます。
そしてプクたちNGO研修生もパートナーシップとして貢献できることがあるはずです。
おわりに
感想
ここまでSDGsの目標と大八地区の課題を照らし合わせて紹介させていただきました。
コロナ禍ということもあり、本来ならば現地でお話を聞くという予定がZOOMでの開催となりました。
しかし、とても有意義な時間が過ごせました。
今日のために日程を調整してくださった方々に感謝しています。
確かにコロナでできることが限られている面があるかもしれませんが、プクは逆にチャンスと捉えています。
SDGsを通してできることは何か考える
SDGsの17ある目標のうちの3つのみ厳選しましたが、他の目標でも課題を照らし合わせることができます。
それだけ、SDGsの目標はいろいろな課題をカバーしていると言えます。
そして、目標を通して課題を見つめることで自分にできることは何か見えてきます。
ここでは書きませんが、プクにもこういことなら役立てるものがあるんじゃないか?
というものが少し見えました。
そして、2ヶ月後に実際に現地に足を運んで感じたものも大切にしたいです。
また、他の研修生の皆さんも尊敬しています。
明るく振る舞っていますが、心の内には成し遂げたい想いを抱えています。
研修生同士のパートナーシップも大切にしたいです。
ぜひ、田舎に移住を考えている皆さんも何ができるか考えてみてくださいね!
その地域にお役に立てることで、有意義な生活を送れると思います。
コメントやツイッターも大歓迎です。
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