統合失調症は儚くて美しい

知ってもらう

lineグループ創設者のhoshuさん
オススメの本「統合失調症その新たなる真実」
を読んだよ。

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僕が統合失調症を発症した22年前は、精神分裂病と呼ばれていて、今に比べると偏見が強い時代で、精神分裂病に関する書籍という...

冒頭の部分だけで
涙が出そうになったよ。

この本は精神科医の立場から
現代の精神科医療の批判があったり、
病院に閉じ込めるのでなく
社会との関わりが大事っていうことが書かれているよ。

患者さんに
この世の悲しみを全て背負ったような方がいて、
憧れを抱いているようにも感じたんだ。

その描写がとても儚くて美しいって感じたんだ。

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ロックは儚くて美しい

プクはロックに儚くて美しいものを感じるんだ。

ロックっていっても
爆音とか派手な部分じゃなくて
ネガティブな歌詞なのに
ポジティブなメッセージがあるところだよ。

もうほんとにずっと
この部分を共感できる人がいなかったんだ。

でも、ある日職場の帰りに
仲良くなった人を車で送ることになって
プクの大好きなバンド
リバティーンズをBGMにかけたんだ。

そうしたら、彼もこのバンドが
大好きで意気投合したんだ。

ギターサウンドに
アップテンポな曲調。
でも、なぜか心苦しくなる。
そんな音楽を2人でずっと聴いていた。

このとき彼はこんなことを言ったんだ。
「儚いから美しいのか、美しいから儚いのか」
って

プクはそのとき思ったんだ。

あーそうか。
プクはずっと「儚くて美しい」ものに
憧れ続けてたんだって。

勘違いされてしまうこと

儚くて美しいってどんな時に感じるかな。
どんなに想っていても勘違いされる時かもしれない。

例えば
小学生のときに読んだ「ごんぎつね」。
いたずら好きのキツネが
お母さんを亡くした男の人に
どんぐりを贈り続けるんだけど、
ある日いたずらをしに来た
って勘違いされてしまって、
銃で撃たれてしまうって言う話。

あと最近見た、映画の
「えんとつ町のプペル」もそう。
ルビッチっていう男の子の大切なものを
探そうとして、ゴミ山に毎日探しに行くから
毎日臭くなってしまうゴミ人間の話。

こういうものにプクは
儚くて美しいって感じるんだ。

統合失調症は本当に病だろうか

統合失調症は本当に病なんだろうか。
そんな風に思ったことがあるよ。

不可解なことや理解できないことは
悪いことだって決めつけられて、
病気として扱われているだけじゃないのかって。

プカの陽性症状が強かったときに
とても混乱していたように見えたけど
こんなことがあったんだ。

プクに庭の方を指差して、
言葉にならない声を発していた。

庭はプカが大切に育てていた
野菜があったんだけど、
もう、ずっと手入れしてなかったから、
どれも枯れてしまっていたんだ。

プクはその頃、仕事が忙しくて、
一緒に苗を買いに行ったりはしたけど、
疲れてたから何もしなかったんだ。

プカは
「本当は一緒に育てたかったのに!」
そのとき言ってる気がしたんだ。

それがわかったとき
なんてことをしてしまったんだ。

今まで寂しい思いをさせてごめんね。
そう思ったんだよ。

統合失調症は儚くて切ない

プクがプカに出会ったときに
魅力に感じたのは
そんな儚くて切なさを感じたんだ。

プクの好きなバンドリバティーンズの
「you’re my Waterloo」
のビデオを見るとその頃のプクとプカ
を思い出すんだ。

男女が
喜びと怒りと哀しみと楽しみを
全力でぶつけ合う。

ときに危なっかしい
その2人の姿が美しく感じるんだ。

出会った頃のプクとプカの話も
こちらから見てね。

今日も、
読んでくださりありがとうございました。

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