服薬をうまくするために家族ができること

服薬をうまくする

服薬をうまくしてもらうために家族ができることについて、

プクがどんなふうにプカと接したか、お話するね。

本人が納得しないとお薬での治療は続かないと思うし、

とっても難しい問題だと思うんだ。

実際にプカは発症してから、10年以上経つけど、

薬の治療ができるようになったのはここ2年くらいの話なんだ。

詳しくは、前回の記事の抗精神病薬の副作用のお話の中で、

これまでのプカの統合失調症の経緯とどうして治療をしようと思ったのか

って話をしたからこちらもよかったら見てね。


今回はここ半年くらいの治療を続けていたけど、断薬しようとしたときのお話だよ。

断薬するために、いろいろ調べた結果、薬の治療が必要ってプカは思うようになって、

今は納得して治療を続けているんだ。

薬の治療をして欲しいっていう家族の方はもちろん、

薬の治療に抵抗のある人が家族に教えてあげたくなるような内容にしたいって思ってるから、

最後まで見てくれると嬉しいな。

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本人の意思を尊重する

プカは退院して1年半くらい陰性症状が続いていたんだ。

陽性症状が出なくなったのはいいけど、無気力が続いてたから、

薬の副作用じゃないかなって不安があったんだ。

プカは断薬を希望するようになったし、プクもそれには賛成したんだ。

それでも薬をいきなり全くやめてしまうのは、

再発のリスクがあるかもしれないし、

何か別の方法を一緒に探そうってことになったんだ。

特にその中で今も続いているのは、ライングループとIMRプログラムだよ。

結果論だけど、プカの意思を尊重できたことがよかったなって思ってるよ。

Lineグループ「すきゾ!」

プクがブログとツイッターをはじめた理由は色々あるんだけど、

薬以外の治療法が見つかればいいなって思ってたんだ。

そのころの記事にもそんなようなことを書いてるよ。

同じ境遇の人のブログとか、
統合失調症でダイエットしてる人とか、
薬の治療に否定的な人とか、
肉体改造してる人とか、

プカが興味をありそうな人をプカに紹介したよ。

その中の1人に統合失調症の当事者のLineグループ「すきゾ!」を運営するhoshuさんって方がいて、

今でもプカは参加してるんだよ。

このLineグループについてはよかったらこちらを見てね。

プカはこのグループの中で断薬の相談をしたみたい。

ここのグループの方は皆さん服薬している方がほとんどみたいで、

断薬はおすすめできないよって感じだったんだって。

これがきっかけで治療を続けようって思ったってことではないみたいだけど、

たくさんの方がお薬の治療を続けながら生活しているってことを

知れたことがプカにとってよかったのかなってプクは思うよ。

IMRプログラム

プカはいつも月に1回1人で通院してるんだけど、

ある時、もう治療をやめるって言ったんだ。

そのときに一緒に病院に行って主治医の先生とお話したんだ。

プクは「薬をやめれる方向での治療方針はありますか?」って聞いたんだけど、

治療はずっと続ける必要があるっていうことを伝えられたんだ。

断薬して、そのまま症状がおさまる可能性もあるけど、

再発する可能性もあるからおすすめはできないってことだったよ。

プクは少しその返答が冷たいものに感じたし、

ずっと治療を続けなければいけないことが、

本当に正しいことなんだろうかって感じたんだ。

その日は、注射の治療をしたんだけど、

来月はもう病院にはこないかも知れないなって思ったんだ。

その日の診察のお会計をしているとき、

ふと「統合失調症教室」のチラシが目にとまったんだ。

それは通院してる病院で1ヶ月の間、毎週開催されていて、

統合失調症の理解を深めるっていうものだったんだ。

「これを受けてみてから断薬を考えない?」

ってプカに言ったら了承してくれたんだ。

この教室に通っているときにさらに半年かけて

精神疾患のリカバリーのIMRプログラムに参加を決めたんだ。

この「統合失調症教室」と「IMRプログラム」で症状の理解を深めて、

断薬したときに再発のリスクが高くなることを学んだことが、

今もプカが納得して治療を続けられているきっかけになったんだよ。

このブログはそのIMRのテキストに沿って書かれているから、

よかったら、一緒に勉強していこうね。

家族へのサポート

統合失調症は長い時間をかけて治療していく場合がほとんどだよね。

本人が大変なのはもちろんだけど、それを支える家族も忍耐が必要だよね。

プクの場合は、

お医者さんのところに行くまでも大変だし、

服薬するまでも大変だったし、

入院するときなんかは、とんでもない苦労があったんだ。


だから、

症状が良くなったり悪くなったりで一喜一憂したり、

治療が続けられなくて再発したときは、

支える家族としてはこれまでの積み上げてきたものが、

ゼロになってしまうような絶望感を感じることがあると思うんだ。

そうなってしまうと、

「本人の意思を尊重する」なんて言ってられないってときもあると思うよ。

そんなときは「家族会」と「アサーション」がおすすめだよ。

家族会に参加する

プクは今、統合失調症のLineグループ「Pure Light」とプカが通院している病院での「家族心理教育」に参加してるよ。

Pure Light


統合失調症のLineグループ「Pure Light」は

今、プカは症状が安定しているけど、

大変だったときに家族会に入っていればどれだけ心強かっただろうって思うんだ。

とてもそのときは目が離せる状況じゃなかったし、

スマホがあれば相談できるっていうのは本当に助かると思うよ。

同じ経験をしてきた家族だからこそのアドバイスももらえるよ。

服薬に関する相談ももちろんできるよ。

よかったら、見てみてね。

LINE家族会Pure Light| purelight-family
統合失調症ライン家族会ピュアライト 統合失調症または統合失調症の疑いと診断された方の家族の為の自助グループ 統合失調症L...

統合失調症だけじゃなくて、精神に障がいのある方の家族のための「みんなねっと」っていうのもあるよ。

みんなねっと 団体紹介 | みんなねっと

家族心理教室

家族心理教室には隔週で全部で5回、

プカが通院している病院で通っているよ。

前半はテキストを使った講義で、

後半は参加している家族の方の悩み相談なんだ。

最初は知らない人に打ち明けることに抵抗があったけど、

回を重ねるごとに、和やかになっていくのがわかるんだ。

解決ってことはないんだけど、

悩みを吐き出すことで、すっきりするし、

いろんな方の経験を聞けて参考になるし、

余裕を持って接するきっかけになったよ。

地域の家族会もさっき紹介した「みんなねっと」で調べられるみたい。

よかったら見てみてね。

アサーション

家族心理教室で「アサーション」っていう自己表現の仕方を教えてもらったよ。

相手も自分も大切にした表現のことなんだ。



相手のことを考えなかったり、ただ説教することを「攻撃的な自己表現」っていうんだけど、

「なんで薬飲まないの」、「ちゃんと薬飲みなさい」

とかはこれにあたるよね。


逆に相手に配慮しすぎることを「非主張的な自己表現」っていって

「薬を飲みたくなければ、飲まなくていいよ」

とだけ言うことはこれにあたるね。


それに対しプクがプカに言ったことはアサーションができてたなって思うんだ。

つまりね

「薬以外の治療法を一緒に探そ!それが見つかるまでは続けてね」ってね。

プクも言いたいことを言って、

プカにも寄り添ってるかなって思ってるよ。

のんびり自分らしく

精神疾患の回復への道のりはとっても大変だよね。

そのことについてはIMRの最初の頃の記事でも書いたね。

本人も家族も長い目で症状と付き合っていくことが大切だと思ってるよ。

それにね、どんなに悪いことが続いているように感じても、

ちょっと冷静になって考えてみれば、よくなってることもあると思うんだ。

それは自分で気づくかも知れないし、

誰かに相談して気づくかも知れない。

薬の治療に関しても、

通院できたこと、
保健所に相談できたこと、
警察にお世話になったこと、
入院したこと

本当に長い時間をかけて達成できることかも知れない。

だから、「のんびり自分らしく」を大切にしていこうね。

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